Googleマップで上位表示されるお店に共通する3つの習慣

Googleマップで検索したときに、なぜかいつも上位に表示されるお店ってありますよね？
例えば、「福岡 カフェ」や「鹿児島 美容室」と検索したとき、目立っているお店にはある共通点があります。

「ウチのお店ももっと目立ちたい…」
そんな店舗経営者の皆さん、じつはその願い、ちょっとした習慣の積み重ねでグッと近づきます。

この記事では、Googleマップで上位表示されるお店に共通する「3つの習慣」を、最新情報と確かな根拠にもとづいて解説します。
すぐにマネできる設定や投稿の工夫も紹介していくので、ぜひ今日から実践してみてください。

1. Googleビジネスプロフィールの情報を「毎月見直す」

まず絶対に押さえておきたいのが、Googleビジネスプロフィールの情報管理です。
これがズボラだと、地図の上では完全に埋もれます。

なぜ情報の定期見直しが重要なのか？

Googleの検索アルゴリズムは、「新しい情報」や「信頼できる情報」を評価するという特徴があります。
つまり、店舗の情報が長期間放置されていると、ユーザーからの信頼もGoogleからの評価も下がってしまうのです。

情報を更新するだけでも、アルゴリズムに「お、ちゃんと手入れされてる店だな」と判断され、表示順位にプラスに働くと考えられます。

具体的に見直すべき項目

項目	内容	見直し頻度の目安
営業時間	祝日・季節変動に対応	毎月／イベント前
写真	最新の外観・メニューなど	月1回更新
サービス内容	メニューや料金の変更反映	変更時に即

特に写真は強力です。2024年時点でも「写真を多く掲載している店舗のほうがクリック率が高い」という傾向が、海外SEO系の複数メディアでも確認されています。

「レストラン、衣料品店、ホテル、観光地などのローカルビジネスにとって、ビジュアル（画像や動画）は顧客のコンバージョンにおいてさらに重要になるでしょう。多くのAI生成の画像や動画が存在する中で、ローカルビジネス（およびその販売商品）の実際の高品質な画像をウェブサイトやGoogleビジネスプロフィールに直接組み込むことは、顧客の信頼を築き、検索結果で際立つための優れた方法となります。」

引用元：BrightLocal

操作手順：営業時間の変更方法（スマホ）

1. Googleマップアプリを開く
2. 右下の「プロフィールを管理」をタップ
3. 「営業時間を編集」→該当日を選択
4. 営業時間を入力して保存

わずか2分で完了するので、習慣にしてしまいましょう。

2. 「口コミのお願い」を“仕組み化”している

2つ目の共通習慣は、口コミの自然発生を待つのではなく、意図的に増やす仕組みを作っていることです。

口コミは、マップ検索上での順位やクリック率に直結する要素。
それだけでなく、ユーザーの意思決定に最も影響を与える情報のひとつです。

口コミを集めるベストな方法は？

以下のような仕組みを整えることで、口コミ数を安定して増やすことができます。

方法	内容	コツ
QRコード設置	店内に専用QRを配置	カウンター・レジ横が最適
スタッフによる声かけ	会計時にひと声かける	「励みになります！」など前向きに伝える
フォローメール・LINE	来店後にリンクを送る	予約サイト経由でも可

Googleは、質の高い口コミが多い店舗を評価する傾向にあります（Google公式ヘルプセンターにも記載あり）。

口コミ返信はSEO的にも超大事！

しかも、オーナーからの返信も検索順位に影響します。

以下のような返信が理想的です。

○○様、嬉しい口コミをありがとうございます！
またのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

ネガティブな口コミに対しても、冷静かつ丁寧に返信することが、かえって信頼獲得につながります。

3. 定期的に「投稿」を行っている

意外と見落とされがちなのがこの「投稿」機能。
上位表示されている店舗ほど、週1〜2回の頻度で投稿しています。

投稿内容は、キャンペーン、新メニュー、店内の様子など何でもOK。
検索結果画面やマップ内にポップアップのように表示されるため、目に留まりやすくなるのがポイントです。

投稿の種類と活用アイデア

投稿タイプ	活用例	効果
お知らせ	営業時間変更や新サービス	信頼性アップ
イベント	割引キャンペーン・ワークショップ	集客増加
商品紹介	写真付き新メニューの紹介	注目度アップ

Googleマップにおける“SNS的な使い方”とイメージすると、発信のコツがつかみやすいです。

投稿は「Googleマップアプリ」や「ビジネスプロフィール管理画面」から簡単に更新できます。

「習慣化」こそが勝敗を分ける最大の違い

これまで紹介してきた3つの習慣

1. Googleビジネスプロフィールの定期見直し
2. 口コミの仕組み化
3. 投稿の継続運用

すべてに共通しているのは、一度やって終わりではなく、定期的にやっていることです。

運用を「仕事の一部」に組み込もう

上位表示されているお店は、店舗のSNS投稿やレジ締めのように、これらの施策を日常業務の一部として習慣化しています。

たとえば、

• 月初にGoogleビジネスプロフィールの写真を入れ替える
• 毎週水曜に新着投稿をする
• 金曜の昼に口コミ返信をまとめて行う

といったように、曜日ごとに軽いタスクとして割り当てることで、無理なく継続できます。

逆に、「とりあえず設定だけやって、その後放置」では、せっかくのGoogleマップ活用も台無しです。

補足！Googleマップ対策は“地域名”とセットで考える

Googleマップ対策、つまりローカルSEOはエリアと業種が必ずセットで検索されるという特徴があります。
たとえば、以下のようなキーワードですね。

• 大分 ラーメン
• 熊本 美容室
• 長崎 整骨院
• 宮崎 ネイルサロン

このときに重要になるのが、ビジネスプロフィール内で地域名をどう扱うかという視点です。

地域ワードの入れ方3選

1. 店舗名に地名を含める
   　例：「鹿児島中央 カフェつばき」
2. サービス説明文に地名を入れる
   　例：「福岡市内で本格ドリップコーヒーを提供しています」
3. 投稿の中に地名を自然に差し込む
   　例：「今週は佐賀エリアで雨が続きますね…温かいラテをご用意してます」

無理なく自然にエリア名を盛り込むことで、Googleがその地域に関連付けしやすくなり、表示順位の改善が見込めます。

補足！分析ツールで効果を可視化する

「頑張って更新してるけど、効果あるのかな…？」
そんなときこそ、Googleビジネスプロフィール内のインサイト機能をチェックしましょう。

インサイトで見られる主な指標

指標	内容	見るべきポイント
検索回数	店名・業種で検索された数	直近1か月で伸びているか
地図上での表示数	Googleマップ上での表示回数	表示回数が多い曜日・時間帯
アクション数	電話・ルート検索・Webアクセス数	店舗への動線に変化があるか

数字を見る習慣をつけることで、「何をしたときにアクセスが増えたか」が感覚的に掴めてきます。
改善と検証を繰り返すことが、着実な上位表示に直結するのです。

まとめ

この記事では、Googleマップで上位表示されているお店が実践している「3つの習慣」について、具体的な設定方法や仕組み化のヒントを含めて紹介しました。

内容を振り返ると、以下の3つでした。

習慣	内容
プロフィールを毎月見直す	NAP・写真・営業時間を更新
口コミを仕組みで集める	QR・声かけ・LINE連携など
投稿を週1で続ける	イベント告知や商品紹介など

Googleマップ上位表示は“才能”ではなく“継続力”です。
いま結果が出ていなくても、これらの習慣を少しずつ積み重ねれば、確実に近づいていけます。

まずは、今月中に1つでも「やってなかったこと」を取り入れてみてください。
習慣が変われば、集客も変わります。